自分が常に悪いと思っていた。
そんな思い込みをした自分に気づいて寄り添ってみませんか。
こんにちは。
キャッチフレーズがほしい、心理カウンセラーのつぐ美です。
最近は朝晩涼しくなって、風が心地良いですね~。
睡眠がライフスタイルの中で最優先の私には寝やすくなって幸せな今日この頃です。
さてさて、みなさんはありませんか?
「私が悪い」「私のせいで」と思うこと。
私は、常に私が悪いと思っていました。
会社で誰かが失敗をしたとき、
「私が一言声をかければあの人のミスは防げたのかもしれない。言わなかった私のせいだ。」
友達と一緒にカフェに行き、友達が「ここちょっとあまり良いお店じゃなかったね」と言ったとき、
「私がお店選びのセンスがなかったせいで、がっかりさせてしまった。」
誰かが機嫌が悪そうで、明らかに態度が悪いとき、
「私が何か怒らせるようなことをしたのかもしれない。」
そんなふうに感じたことありませんか?
私は、いつも人の言動や空気、雰囲気を敏感に察知してそれを全部、「私が悪い」「私のせいで」につなげていました。
*
小学生低学年の頃の話です。
私には2歳下の弟がいるのですが、母が私と弟にプリンをそれぞれ1個ずつ買ってきて、おやつとして冷蔵庫に入れておいてくれていました。
私はプリンが大好きで、好きなものは楽しみとしてあとにとっておくタイプなのですが、ある時、私はそのプリンを食べようと冷蔵庫を開けたらプリンがなかったのです。
「私のプリンがない・・・」
弟に聞くと弟が私の分も食べてしまっていました。
母にその事を訴えると、母は「今度から名前を書いておきなさい」と言いました。
その後また母がプリンを買って、冷蔵庫に入れておいてくれたので、自分の名前をプリンの蓋にマジックで書いてまた冷蔵庫に入れておきました。
そして、ある時プリンを食べようと冷蔵庫を開けたら、またプリンがなかったのです。
(そうです。みなさんご想像の通り)
また弟が私の分も食べたのです。
母にその事を訴えると、母は「あんたがさっさと食べないから悪いんでしょ!」
と言われました。
私が悪いの・・・?(心の声)
私がプリンに名前を書かなかったから、弟に食べられる前にさっさとプリンを食べなかったから私が悪いんだ。
そう思いました。
*
あれは中学生の時、テストの答案用紙が返され、先生が1問1問答え合わせと答えの解説をしていた時のことです。
ある問題で私は明らかに間違った答えを書いていたのに○(マル)がつけられていました。
先生に「先生、これ私間違っているのに○がついています」と言いにいったら、
先生は「おまえ、おかしいんじゃないか?せっかく○(まる)なのに言いに来るなんて」
とクラス全員の前で言われました。
「え、、、だって間違ってるし」と言葉には出来ず、私は黙りました。
私の考え、価値観はおかしいんだ、私が間違っているんだって思いました。
*
あの時の母と先生の表情は、とても嫌そうな顔をしていました。
私が悪い子だから、私は人に嫌な思いさせてしまうんだ。
「私が悪い」
罪悪感を体の中にすり込ませていきます。
私は間違える、私が悪い。
この思い込みが根底にあり、そして私の前提にある故に常に「私が悪い」で物事を見ていくようになります。
理不尽なことがあろうと、明らかに私のコントロール範囲外のものであろうとすべてに「私が悪い」をつなげていくようになりました。
そして何より感情を抑圧するようになりました。
そうするとどうなると思いますか?
感じることに鈍くなっていくんです。
自分の考え、価値観を信頼できなくなり、表現できなくなります。
そして本来の感情を抑圧する分、自分は悪いと思う分、外向きに良い子、優等生を演じ始めます。
苦しいですよね。
生きづらさを感じますよね。
私はその生き苦しさがずっとありました。
それが何でなのかも分からないまま。
もしも、今私と同じように「私が悪い」「私のせいで」と思いがちな人は、まず自分がそのように思うところがあるな~と気づき、自覚するところから一緒に始めましょう。
気づくと変えられる。
まずはその生き苦しさは変えられるとゆうことを「変えられるのかも?」と頭の片隅で思ってみるだけでもいいです。
「私が悪い」「私のせいで」は思い込みだと知りましょう。
そして自分の領域の範囲外は関係ない位に引いた目で見てみましょう。
素直な本音は埋もれてしまい、感じることが難しくなってしまってると思います。
「私が悪い」と思うことであなたはどんな思いを押さえ込んできましたか?
私は自由、喜び、悲しみ、怒りです。
それから、「私が悪い」と思うことで何を守りたかったですか?
私はみんなの笑顔です。特に母の笑顔です。
あなたにとってはどんなことですか?
ぜひシェアして、教えてください。
大丈夫。あなたは悪くない。